こんにちは着物の買取売却査定ナビです。今回は人間国宝 喜多川俵二の帯の価値と相場について記載して行きたいと思います。京を誇る俵屋十八代目 喜多川俵二は1999年に「有職織物」で父の故・平朗氏に続いて親子二代重要無形文化財保持者【人間国宝】の認定を受けています。

俵屋と有職文様

古く中国より伝えられた織物が平安時代になり日本人好みに和様化され、平安の公家たちが宮廷の儀式や日常の服飾に用いた日本独特の伝統文様、有職。俵屋(喜多川俵二)はその有職文様をもとに数々の着物を製作し、皇室御用達作家としての確かな実績でも注目を浴びています。

人間国宝 喜多川俵二 謹製 有職文様六通袋帯の価値

喜多川俵二

(画像引用元:オークファン)

親子二代にわたり人間国宝に指定される「喜多川 俵二」氏、「喜多川 平郎」氏の有職文様の織の豪華な袋帯です。全て織により地模様も織り上げた白に限りなく近いクリーム系をベースに正統派のデザインを独自の技法により、とても細い糸により有職文様を織り上げています。裏地も独自の織により織り上げた地を用いている豪華な作風となっております。

寸法は幅 約31cm、長さ 約4m41cmとなっており、素材は正絹、東京都の業者によって販売され市場にて約18.5万円で取引されました。

俵屋 喜多川俵二 唐織錦袋帯の価値

帯

喜多川俵二の唐織錦袋帯です。繊細に魅力的な意匠美の本作品は、一般的な唐織と異なり手にされますとまずその軽さに驚きます。

柄は淡い金ベージュ色の錦帯地に、滅紫色、樺色、青緑色などの美匠、寸法は長さ約4.35mで素材は正絹、京都府の業者によって販売され市場にて15万円で取引されました。

喜多川俵二  東寺牡丹文 名古屋帯の価値と相場

名古屋帯 名古屋帯

喜多川俵二の「東寺牡丹文」と題された名古屋帯です。アールヌーヴォーを思わせる雰囲気がエレガントな逸品で寸法は約3m70cm以上 幅:約31cm、愛知県の業者によって販売され中古品ですが市場にて約12万円で取引されております。

喜多川俵二の帯の価値と相場まとめ

いかがだったでしょうか?有職織物は古来中国から伝わり平安時代以降、主に皇族や貴族たちが儀式や年中行事で使い、その中で徐々に和様化され、現在では皇室、伊勢神宮というもっとも日本的な歴史を持つ世界で生き続けています。

この美しい織物を「帯」として完成させたのが俵屋十七代当主であった故・喜多川平朗氏と当十八代俵二氏です。地織と文様織を別に作り地文様の上に上文(うわもん)と呼ばれる文様の部分だけを別糸を渡して縫取りのように浮かせて織り出し、装束のために考案された織り方で、表面が艶やかで柔らか華やかで優雅です。

市場に出回ることが少ないことから取引価格は中古品でも10万円を超える金額で取引されることが一般的です。また、未使用品の場合、一度人の手に渡った中古品でも20万円を超える金額で取引されることがあります。今回の記事が着物の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。