こんにちは着物の買取売却査定ナビです。今回は柿本市郎の加賀友禅 訪問着・留袖の価値と相場について記載して行きたいと思います。

加賀友禅とは、友禅染の祖、宮崎友禅斎が後年、京より加賀の地に移り基礎を作ったともいわれ、絵画調の柄を特徴とする加賀友禅は、写実性を強めるため、白上がりの線の太し細しの変化が装飾効果をも高めているのが特徴です。

加賀友禅では京友禅とは逆に外側から内側に向かってボカシてあるのが一般的で、加賀と京の違いは加賀の武家文化、京の公家文化それぞれの社会背景に支えられたことによる影響が強いと思われます。色彩は、紅系統を生かした多彩調で、いわゆる加賀五彩、藍、臙脂(えんじ)、黄土、草、古代紫を基調とされ現代に受け継がれてきました。

柿本市郎とは

柿本市郎(昭和12年 金沢市に生まれ)は友禅作家金丸充夫氏に師事し、その間、木村雨山、能川光陽両氏に指導を受けました。昭和42年加賀友禅作家として独立し、加賀友禅工芸展金賞、加賀友禅新作競技会知事賞などを受賞、平成6年には石川県指定無形文化財「加賀友禅技術保存会会員」に認定されました。

本加賀友禅 柿本市郎 最高級訪問着の価値

訪問着 訪問着

(画像引用元:オークファン)

金丸充夫氏に師事され人間国宝木村雨山氏にも指導を受けられた加賀友禅を代表される作家、本加賀友禅「柿本市郎」氏作の最高級手描き訪問着です。

加賀友禅は、九谷焼に共通する藍、蘇芳、黄土、緑、墨の加賀五彩と称される色を基調に、糸目糊置きを用いて花鳥風月を写実的に表します。

葉の部分に黒い点々で虫が喰った跡を描写した虫喰いといわれる葉の描写は、見たままの自然を重んじる加賀の作風を特徴づけるもの、また、外から内に向かうぼかしの彩色や、作家の個性が作風に強く打ち出されるのも、加賀友禅らしい特徴です。

寸法は「身丈約179cm 裄丈約72cm 袖丈約60cm」で生地は「正絹100% 浜ちりめん」、柄名「さるとりばら」となっており、中古品ですが市場にて約70万円で取引されております。

色留袖 柿本市郎作 本加賀友禅の価値

色留袖 色留袖

手触りのやさしい最高級浜ちりめん生地を使用し、紫色の美しい地色をベースに金丸充夫氏、木村雨山氏、能川光陽氏から学んだ本加賀友禅作家柿本市郎先生の素晴らしい手法を用いて、とても美しい「誰ヶ袖」 と題された、衣桁に掛けられた色美しい着物に宝尽くしの絵柄を細かく丹念に描き上げた、極上の本加賀友禅色留袖です。

状態は未使用で京都の業者によって販売され市場にて約28万円で取引されました。

加賀友禅作家 柿本市郎 袷色留袖の価値

着物 着物

加賀友禅作家 柿本市郎 袷色留袖です。写実的で開放感の溢れる構図、活き活きとした鳥や草花たちが一筆一筆繊細に描かれる様はまさに圧巻の一言です。

寸法は「身丈: 162cm身幅: 57cm裄: 65cm袖丈: 49cm前幅: 23cm後幅: 28.5cm」、大阪府の業者によって販売され市場にて約10万円で取引されました。

柿本市郎の訪問着・留袖の価値と相場まとめ

いかがだったでしょうか?加賀友禅作家 柿本市郎の作品は点数が多いため市場で見かける機会が多いです。高いものでは中古品でも30万円を超える金額で取引されることがあり、業者による買取の場合でも高額買取が期待できます。今回の記事が着物の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。